インフルエンザとワクチン

今年も年内の診療を無事終わらせることができてほっとしております。
しかし、この年末は恐ろしいほどインフルエンザウィルスが猛威を振るっております。
本日も何名の方がインフルエンザにかかっていたことやら・・・。
先シーズンは6月、7月、8月をのぞいた月でインフルエンザの患者さんがでました。
今シーズンは9月からB型インフルエンザの患者さんが発生しましたが、学級単位でなんとか落ち着きを取り戻し全国的にインフルエンザが発症し始めていてもここ近辺は平和でした。
12月に入りポツポツとA型インフルエンザの発症が出始め、あっという間に学級閉鎖があちこちで行われ、あっという間に大流行中です。
今やインフルエンザの迅速キットが広まり簡単に診断できるようになりました。流行初期ぐらいまでは高熱に注意が必要です。
同じ学年や、クラスにインフルエンザの発症があってもあまり心配はいりません。あくまでも高熱で判断してよい時期です。
しかしながら、今のように大流行中であれば、身近の方でインフルエンザと診断された方がいて37℃台の熱でもなんとなく調子が変だな、と思ったら検査してみた方がいい状況です。極端な話、身近にいて高熱が出たらインフルエンザと診断してもいいぐらいです。お気を付けください。ちなみに12月31日大晦日急患センターの当番は私です。
当院でのインフルエンザワクチン接種は、すでに予約をいただいた方をのぞいて終了となりました。
今年も延べ2300本のワクチン接種をしたことになります(子どもは2回接種ですので人数とは一致しません)。昨年も同じ分ワクチン接種をしました。
昨年までは上限を決めていなかったのですが、あまりにも大人数となりましたので、予約上限を決めさせていただきました。そのため、いつものように受診してワクチンを打ちたいと申し出があってもお断りすることがありました。
大変申し訳なく、心苦しいのですが、スタッフの負担を鑑み上限設定させていただきました。
実際のワクチン効果ですが、他のワクチンと異なり、接種してもインフルエンザにかかります。
ワクチンを打った方と打っていない方を比べると打った方の方がインフルエンザにかかる方が少ないので(ここ大事です、かからないのではなく、少ないです)ワクチンの効果はあるのだと言えます。
しかしワクチンを打ったから安心と言うことはありませんのでご注意ください。
日頃の手洗い、うがいが大事です。
うがいはぬるま湯で十分です。それではよいお年を。
Last Updated on 2023年8月22日 by Dr.Fujita